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日本の和美を様々な場面で探してみる。そんな場所です。


by irokeseikatu

土用の丑の日 7/30 31

夏がくると、鰻を食べねば・・・と思う自分がいる。

そう、その名も土用の丑の日


さて、夏バテは昔の日本人もあったようで、
鰻を食べようというのは1000年前の奈良時代からあったという説もあるほど。

土用の丑の日 7/30 31_b0074374_14154251.jpg






有名な土用の丑。

この土用というのはどういう意味があるのかご存じだろうか。

元々土旺用事と言ったものが省略されたもので、

昔、世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという五行説があり、
季節にも割り振ることを考えられていた。

しかし今の季節は「四季」として、成立しており、

木-春
火-夏
金-秋
水-冬
土-●

と、五行説に入れ込んでいたものの、「」が余った。
そこで!
「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつける人が登場(笑)。
各季節の最後の18~19日を「土用」と定めたという。





土用は季節の最後に割り振られるので、

「土用の明け」は次の季節の始まる日の前日を指す。

夏土用は、立秋の前日に終わる。

このように異なる季節の間に「土用」を置くことで、
消滅する古い季節とまだ成長していない新しい季節を静かに交代させる働きを促す意味もあったといわれている。

では土用の丑の日はどのような意味があるのだろう。


まず土用


元々土旺用事と言ったものが省略されたもの。
昔々、世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという五行説を季節にも割り振ることを考えた人が居たみたいですが、昔も今も季節は「四季」で「五季」とはいわないから、
木-春
火-夏
金-秋
水-冬
土-???
と割り振ったら「土」が余ってしまった。そこで、
「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけて、各季節の最後の18~19日を「土用」とした。
(これで1年の日数が均等に五行に割り振られたことになる)。



今は土用というと夏だけですが本来は全ての季節に土用がある。
 
 
土用は季節の最後に割り振られるので「土用の明け」は次の季節の始まる日の前日。
(夏土用は、立秋の前の日に終わる)。
異なる季節の間に「土用」を置くことで、消滅する古い季節とまだ、充分に成長していない新しい季節の性質を静かに交代させる働きをするそうだ。

丑の日
 
「丑」は十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑であり、

各土用の中で丑の日にあたる日が「土用丑の日」となる。

現在、一般的には「夏土用の最初の丑の日」に
鰻屋が「土用丑」と称して鰻を食べる日ということになった。

ちなみに、2回目の「土用丑」はさすがに、夏疲れがピークなのか、
それとも飽きるのか、あまり盛り上がらないのが現実だ。
(2回あるのを知っている人も何人いるか・・・・・・)

西暦年|土用の入り |土用明け |丑の日(日の干支)    |二の丑(日の干支)
2007 | 7月20日 | 8月7日 | 7月30日 /31日乙丑 |

今年は2回目の丑の日はないが、来年2008年はあるので、
チャレンジしてみる人はやってみよう!

さて、この土用の丑の日に鰻がなぜくっついたのか。

一節には江戸時代の名キャッチコピーライターでもあった平賀源内が、知り合いの鰻屋に
頼まれて、土用の丑の日は鰻を食べないと縁起がわるいといいだしたといわれている。

事実、夏の土用の時期は暑さが厳しく、実際、梅雨明け後ということも多いので、夏ばてをしやすい時期でもある。今年は、梅雨明け前の雷雨中ということで(関東)いまいち盛り上がらなかったのもあるが・・・・・・。
昔から暑いときこそ「精の付くもの」を食べる習慣があり、
土用しじみや土用餅、土用卵などの言葉も残っているのだ。

精の付く素材として「ウナギ」も奈良時代頃から有名で、
土用ウナギという風に結びついたのだろうといわれているそうだ。

もちろん今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは
平賀源内の「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を鰻屋に張り出したのが大繁盛したことに
他の鰻屋も便乗したのが事実だろう。

では、なぜ爆発的に庶民にヒットしたのかといえば、
丑とうなぎの「う」が同調して、ピンときたから?か。

丑の日の「う」からこの日に「うのつくもの」を食べると病気にならないと言う迷信もあったからともいわれている。(うどん・うり・梅干などがいいそうだ。全て夏バテ防止の食にあたる)

もし平賀源内がもつ屋さんや寿司屋に相談を受けていたら・・・・・・

もしかして・・・・土用の寿司の日なあんて、今あったのかと思うと、
江戸時代版、バレンタイン戦略とも頷ける。


ちなみに、十二支のうち「丑辰未戌」の4つは五行説の「土」に配当されており、
「土用最初の土の日」という意味があるという鰻屋さんもいる。



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by irokeseikatu | 2007-07-31 14:16 | ろ・行事